なにわの防災シンポジウム

9月22日(木)、中央公会堂にて、「なにわの防災シンポジウム」が大阪市・すきやねん大阪市民運動推進委員会主催で開催されました。

市青指は、すきやねん大阪市民運動推進委員会の「明るく美しいまち部会」に参画していますので、今回参加させていただきました。

 

基調講演で「地域の防災力を高めるまちづくり」を防災ばちづくりアドバイザーの岡本先生より大阪市の地域防災について、防災力の現状や東日本大震災の教訓を踏まえた今後起こりうる災害のメカニズム・危険性など、映像を交えてお話いただきました。

 

続いて、市立鶴見橋中学校生徒会の方々による被災地報告がありました。生徒会の方々は、避難所でボランティアを行うにあたり、事前に防災センターや津波ステーション、消防署では、救命法やロープワークなど、十分な研修を受けてから現地に赴かれ、現地釜石市の中学校でその学校の生徒さん方と協力しあってボランティア活動をされていました。

今回参加された鶴見橋中学校生徒会の皆さんは、多くのことを学び、絆ができたのではないでしょうか。

中学生の方が率先してボランティアを実践されること、本当に素晴らしいと感激しました。

 

最後に、「地域・企業・学校・役所が繋がって生まれる大阪人の防災力」をテーマにパネルディスカッションがありました。

各パネリストからは、東北で写真の洗浄ボランティアを行った、物資を現地へ輸送した、地域の企業を巻き込んで防災マップを作成したなど、いろいろなボランティア活動の事例を発表されていました。

地域づくりは、まず「あいさつ」からだとパネリストの方がおっしゃっていました。「ありがとう」の一言でお互いの印象も変わってきます。コミュニケーションを図るには、まず「あいさつ」であるとボランティア活動をしていて子ども達に伝えており、今後も伝えていきます。

 

大阪市は、他都市と比較して大きな災害は起きていませんが、今後起こりうる可能性のある災害を地域・企業・学校・行政と連携して、防災活動に取り組んでいきます。

 

[2011.09.26]